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No.74 カノ
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age:28 (18)
sex:Male
height:171cm
weight:
Trend:出来るだけ避ける
Favorite:人間
Hate:なし
Comment
*煙草の甘煙が漂っている
【Battle_Log】
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※一週間おつかれさまでした! 以下は秘匿含めた全設定のメモ引用です。
 本戦中の本文は下部の区切り線以降にあります。


Heads : Data
× - 一藤 華乃 [イチフジ カノ]
○ - 花納 幸 [ カノウ ミユキ / ユキ ] / 『夢の魔女』アネモス

元野球男児。バッターとしては部内一番の腕前。
同部のエースに初の恋心を抱くも、女生徒のマネージャーが彼女になったことで失恋。
受け入れられるはずのない同性愛を抱え込み、猛烈に落ち込んだ日の夢で「神様」と出会った。
神様に与えられたのは、願いを叶える魔法の箱。開ければ一度だけその時の願いが1つ叶う。
『神様、オレを恋で苦しまない強い大人にしてください』 青年は迷うことなく箱を開けた。



18歳の青年が目覚めた時、そこは10年後の世界だった。
3年間を経ての失恋で滅茶苦茶になった大学受験は成功、卒業もしていて。
『おっ、久しぶり。結婚式の招待状、届いたか?』思わずかけた初恋相手への電話は繋がった。
―― 神様の嘘つき。こんなの苦しまないんじゃない。 ただ、全部手遅れなだけじゃないか。


実質失った+10年の中の自分は随分と反抗的で自堕落なようだった。
黒い短髪を伸ばして白く染め、それでも母譲りの肌や残された野球バットは名残があって。
携帯の中には、好きでもない男と身体を重ねた記録。何度も熱を受け容れた腹部。
新しい恋なんて芽生えない。違う、できなかったんだ。これは失敗した時間を否定する為の。
『こんな大人になるもんか! オレだって、お前みたいに結婚式を挙げてやる!!』



精神は18歳、肉体は28歳。何も知らない青年の、大人になるためのやり直しが始まって。
『夢の子、貴方はその願いを叶えたいと思いますか?』
そんな中で手に入れた招待状は、「神様」が青年に手渡したものだった。
『音術師――夢の魔女。人を害せぬ貴方に、人を害する覚悟があるならば』
掴んだ万年筆で文字を書き、浮かぶ白紙に黒い線を次々と足していく。
『その地で試練を受けなさい、アネモス』
青年はそうやって、自らの意思で死地へと足を踏み入れた。


Tails : Truth
『みんなで笑いながら学生生活を楽しんで、日常を暮らせればそれでよかったのに』
『バタフライエフェクト。小さな蝶の羽ばたきを起こさせたのは、自分自身だった』


夢使いの一族は、生きていく中で総じて他人を信用することができないようになっていく。
それは夢が人の本性を見せるものであり、どんな嘘を吐くか、本心も見えてしまうため。
彼もそういう力を持つ以上、かつては初恋相手の心を自分の方へと引き寄せたいと思い至り、
そうして初めて誰かの心を操ったその日、操られた同級生達は完全に正気と理性を失っていた。


強引に告白され、叩き伏せる形で次々に犯されて。彼は縋るようにして、神様の箱を開けた。
そして箱は願いを叶えた。「別の未来」へ彼を送ることで、起きた不幸を無かった事にした。
世界はミルフィーユでできている。無数の分岐、幾つもの層が同時に時を進めていく。
今ここにいる彼は、別の10年前から他の10年後に飛ばされてきた、失敗した18歳の彼だ。



彼が通う高校では、10年前に生徒の集団飛び降り自殺が発生した。     
日中の休憩時間に発生した一方、現場の屋上には複数の靴と、強姦された男子生徒1人が残されていた。     
一斉に死亡した生徒達には自殺を行う理由はなく、またそれらは手を繋ぎ笑いながら落ちていたという。     
事情を知るであろう男子生徒は錯乱しており、詳しい検査の結果、この生徒が魔女である事が判明した。     
魔女が原因の痛ましい事件として、遺族の強い希望により、事件内容と同等による処刑が確定している。     




『神様、オレをあいつともう一度だけ会わせてください』     
これは過去の話であり、今の彼には起きなかった話だ。     
これは誰かの話であり、”検査”の末に死んだのは空の容れ物だ。     

『神様、オレを恋で苦しまない強い大人にしてください』     
落ちる。落ちる。落ちる。滑る白壁。過ぎる窓。浮かぶ雫。     
後悔を口にして、悔恨のおとを吐いて、曲がった指で箱を開ける。     

『助けてください、神様』     
地面と頭が触れる直前、開いた箱の中には何もなかったけれど。     


『――オレはまだ、死にたくない』     
ただ、本物の神様は実際に存在して、 このとき、その願いを確かに叶えたのだろう。     



Etc : Note
◆夢使い
 夢を操る魔法使いの家系。現在は血が薄れ昔ほど強くなく、戦う術も新たに会得する必要がある。
 他人の夢に入り込めたり内容を操れるが、夢の主はそれらに抗えるし主導権も奪えない。
 元々相手に「夢使いが夢に来る」ことがバレてると、抵抗されたら100%失敗する。
 また、夢使いが介入した夢は自然と明晰夢へ変化するため、主の意識は大抵明確に存在している。
 それらもあって、現在では主に他人ではなく、自分の夢を都合よく操ることの方が多い。
 また、彼ら一族の共通点として「時折未来視の夢を見る」点があり、占い師の適性が強い。
 本来は他人に悪夢を見せたり、夢を操って他人の精神に干渉するような幻惑の魔法であった。

◆音術師
 主に発声、発音を起点として術を行使する一派。魔法陣や触媒を必要としないことが強み。
 これらは詠唱としては扱わず、単純な”音”のみで構成されており、楽器や声から術を扱える。
 一方で「音を出せないと何もできない」大きな弱点があり、それらを潰されると非常に無力。
 彼らは幻惑や夢を操る血筋に多く存在し、古くから民意の扇動や事件の発端となってきた。
 声で人を誑かし、音で人を惑わし、囁き声ひとつで駒を得る、魔法使いの中でも異端の存在。
 故に特段忌み嫌われるものでもあり、魔女狩りでは特に苛烈な拷問を受けてきたとされる。

◆アネモス
 ギリシア語で「風」を意味する。アネモネの語源。
 ギリシア神話中に、美少年アドニスが流した血よりこの植物が産まれたとする伝説があり、
 アネモスのことを稀にアドニスと呼ぶこともある。
 花言葉は「消えた希望」「儚い恋」「見放される」など。
 赤い花は「君を愛す」「恋の苦しみ」、白い花は「期待」「希望」「真実」、
 青い花、紫の花は「信じて待つ」といった花言葉もある。



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一藤 華乃 [イチフジ カノ]
花納 幸 [カノウ ミユキ]     『みんなはユキって呼んでくれてた』

褐色肌の若い男。髪が白いが、地毛は黒い。言動は軽く、真剣な様はあまり見ない。
基本的に明るく、誰に対しても謙らない。人が良さそうで、余力があれば他人の手助けをしたがる。
空き缶と携帯灰皿をいつも持ち歩いている。

見かけた人が大体年下だったのをちょっと気にしている。
なんか色々言う割に、野外で寝たり限界生活するのはなんも気にしてない。
曰く夜行性だが、実際はただの昼夜逆転。寝たい時に寝て起きたい時に起きる男。
動物狩ったりしたことがある。一方で毒物とかの知識はなく、生魚が苦手。

男は誰かを傷つけたくない。そんな考えも異能一つで打ち砕かれた。
歪みつつある思考の中でも、それは。


異能
曰く、最低最悪のもの。彼はそれを毛嫌いしていた。



  『quem di diligunt juvenis moritur.』

―― その実、男は魔女であった。

夢の魔女。戦う力を持たない男は、今は兎角他人が近くにいることを避けようとする。
彼は安全な時を除いて、常に1つの座標に留まっているようだ。

誰かしらへ伝えた情報 (24/PM5)
・かつては野球部員で腕前も良かったが、別にスポーツは言うほど得意ではない。
 しかし、野球に関しては部の中でも一、二を競える程度ではあった。
・身体は28歳だが、精神は18歳の男子高校生である。
・同性愛者であり、恋愛対象は男性である。
・元々、異能とは全く異なる力を有していた。これは戦う為の力ではない。
 その力で「見ている夢を弄る」ことが可能である。
・過去に意図せずして、想い人を周囲の人物ごと発狂させ殺してしまった。
・"カノ"ではない。それは死んだ想い人の名だった。
・「魔法魔術と魔女狩りが現存する現代日本」の出で、彼は「夢の魔女」である。
・多数の性行為や複数のセフレ、同性との肉体関係がある。
 全てにおいて事前に魔術による身体の浄化と意識朦朧を起こした上で経験した為、記憶は曖昧である。

誰にも伝えてない情報 (22/PM7)
・大きなトラウマがある。それは不可抗力で人を殺すことと、本当の名を知られることである。
・彼は18歳であり、28歳ではない。
・忘れてはならない。彼は魔女で、魔女は悪であり、人を殺すということは罪である。
・罪を犯したものには罰が下されるものだ。
・彼には願いがあった。けれど、今はかつての願いとは異なる。
・魔法が嫌いで、魔術も嫌い。でも一番嫌いなのは、拷問と魔女狩り。
・彼を形作る全ては夢の魔女たる「誘引」の性質を持ち、若干の活力を齎す。
 普段は過剰に制御しているが、体液や一部を摂取すれば、その魔力は他者を彼のもとへ誘うかもしれない。


……
『人殺し』          

『人殺し』          

『人殺し!』          

『お前が私の息子を』          

『お前らのせいで』          

地獄に墜ちろ、魔女!!』          



違うんだ。違う。          

おれは、ただ。          

……?
『貴様は無辜たる人々の心を悪しき術で騙し、壊し、殺したのだ!』          
『それに加えて放火、強盗、数多の罪を重ねるなど、下劣な化物め!』          

『貴様は一等惨たらしく、あの生徒達と同じく墜ちて死んでしまえ!』          

『聞いた? あの魔女、拷問しても何も言わず死んだって。クソ野郎!』          

心臓のない化物め、最近の事件は全部やつのせいに決まってる!』          



煩い。煩い、煩い、煩い。          
全部お前らのせいじゃないか。                    
魔女を都合よく使ってるのは社会。          
その中で出る杭をただ打って殺すだけ。          

それでも人間の役に立ちたくて、そう生きてきたのに。    あれは全部建前だと知るべきだったんだ。      
魔法は人を助けるためにあるって、そう教わったのに。     魔女と人間はただの敵でしかなかったんだ。     
だから他人を害さないようにつくられているんだって。     真実を知っている魔女は殺す為に術を学ぶのだろう。     
禁を破れば正しく術が使えないようにしてるんだって。     それを認めたくなくて、オレは何も知らず無害なまま生きた。
人間を害さない魔女がいれば、変われるんだって思い込んでた。

少しの欲もオレたちは持っちゃいけないのか?     オレたちの幸せを否定する権利なんてない。     
自分の為にオレたちが魔法を使うのは罪なのか?     魔法は誰かの願いを叶えるためにあるんだ。     
他の人様が犯した罪を全部オレに擦り付けて満足か?     化物はオレたちの方じゃない。




恩を仇で返すクソ共が。     オレの願いは、人間様が全て死ぬことだった。


……。
でも、今は違うんだ。
元々わかってた、これは全部がそうじゃないんだって。
別にこの世全てが悪人だけで回ってるわけじゃないって。
戦えないオレだからこそ、誰かを傷付けずに済んでたのかもしれない。
オレが全てを嫌いになれないように、全てがオレを嫌いだとは限らない。

この島で話した人みたいに、オレを恨まない人間だっている。
ただそれが、オレのいたところには、誰も居なかっただけで。
けど、オレの居場所だって、きっとあの場所にしかないんだ。


犯した罪は消せない。奪った命は覆せない。全ては夢ではなく現実の話。
なら、今のオレの願いは、君と二人で生き抜くこと。




全チャあまり見てません。基本周辺かメッセなので、お気軽にメッセください。
今から話そ!とか、友達になろ!とか、フォローしたからなお前をッ!とか、色々歓迎です。

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・RP/発言の諸々掲載フリー ※ヘイト系不可、R18要ワンクッション
 公の場へのメッセージ掲載は本戦後のみ可です

・PLは死を取り扱うのは得意ですが、生を取り扱うのは苦手です
 妊・出の話題はふんわり対応になりがちなのをご了承ください
・全受付担当:@mft_kbr











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