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No.255 ルイス
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age:数えたことがない
sex:男性
height:160cmぐらい
weight:ちょっとかるい
Trend:出来るだけ避ける
Favorite:星空
Hate:閉じ込める人々
Comment
願いは叶いました。
【Battle_Log】
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ルイスの願いは自由でした。
ルイスは自由に死にたかった。
ルイスは星が大好きだったから。
ルイスの願いは叶いました。

ルイスは幸せでした。
誰かに悼まれることもなく、忘れ去られるだけだけど、幸せでした。

アイコンは「死にかけ少年」( https://picrew.me/image_maker/3351 )様から。


すこしむかしのおはなしです
ルイスはとある家で育てられたおとこのこ。

その家には自分の子とは別に「天使の子」を育て、大人になったら『神の下に返す』
――つまり、殺してしまうという不思議な慣習があり、彼はその「天使の子」でした。
虐待などはされませんでしたが、今の御時世そんなことがバレれば一大事になります。
なので、ルイスはお風呂と洗面所以外、とある一室から外には出してもらえませんでしたし、
扉にはいくつもの鍵がかかり、見張りも必ず複数人いました。

美しいほうが神も嬉しいだろうと毎日丁寧に身なりを整えられ。
ある程度賢いほうが神も喜ぶとそれなりの知識を与えられ。
傍から見れば良家の子のようなルイスは、いつしか天窓の外の星々に憧れました。
あの空の星に触れられたらどんなによいだろうと思ったけれど、それを叶えられる職業にはつくことができず。
星の方から会いに来てくれないだろうか、なんてことも考えて。

ある夜、夢の中でルイスは手紙を拾いました。夢だとわかっているふしぎな夢でした。
どんな願い事でも1つだけ叶える権利が与えられると書かれた、招待状。

ルイスは自分がもうすぐ『神の下に返される』となんとなく勘付いていました。
ルイスの手足はやせっぽちで、大人にはかなわないこともよくわかっていました。

もしも。もしも、それを覆せるなら。
覆せなくても、……少しでも夢を、見られるなら。

ルイスはペンを走らせて。願い事を「自由」とだけ書いて。
――ペンを、置きました。



ルイスはこの島に来て、歩き回れるどころか、走れもすることが本当に嬉しかった。
草原、砂漠、森林、廃墟、雪原、水中、憧れたものがそこにあった。
いろんなものを拾えてよかった。いろんな人々が見れてよかった。狩りもできたし、魚も取れた。
お祭り騒ぎは楽しかった。ひとりごとを言っても気にする人はいなくて。
危ない人は確かにいた。危ないところも確かにあった。
そして。


――星は、迎えにきてくれた。
ぼくじゃなくて、違う人をだけど、それでよかった。
だって、星に触れたんだから、ぼくは、それだけで――。


しあわせなルイスのおはなしはこれでおしまい。
めでたしめでたし。