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No.250 ツバメ
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age:????
sex:????
height:約17cm
weight:約17g
Trend:理由があれば
Favorite:unknown
Hate:unknown
Comment
【Battle_Log】
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季節外れのツバメはもういない。


何もない台座の前「……ええ、それで私はあの島にたどり着いたのです。

言葉が通じないのは大変ですね。
昔、砂漠の国に行くのだと人々に言った時も反応がありませんでしたから、そういうものなのかもしれません。
でも、気付いてくれた方々はいるのですよ。

小麦畑のような髪をしていた人でした。
後でわかったのですが、「勇者」という方らしいです。
他に名前があったのかもしれませんが、羊を探していた少女と出会った時に、そう名乗っていました。
途中から姿が見えませんでしたから、無事お帰りになられたのかもしれません。

それで、羊探しの少女です。森で羊を探していました。
私が何の鳥なのか尋ねていた別の少女に、「ツバメ」であると教えて誇らしげにしていました。
羊探しをお願いされましたが、私のほうでは結局見つけられませんでした。
今頃見つかっているといいのですけれど。

私と同じように羽根を持った方に話しかけました。
あの方の願い事を理解するのは、私には難しかったです。
私も、私のきょうだいも、皆が「ツバメ」ですから。
でもきっと、他の方と変わらぬ、大切な願いなのだと思います。

そういえば、王子さまの事を知っている人もいました。
その人はお祭りを開いた人です。とても賑やかで――いえ、それはまた後で話しましょう。

その時に近場に猫がいました。
すぐに非難しましたが、襲う気はないみたいでした。
危なくない猫もいるのですね。

それから、同じ言葉で話す子に出会いました。
いえ、本当は私の言葉を繰り返していただけだったのでしょう。
それでも、通じ合えたような気がして嬉しかったものですから。
その様子を見ていた子は、お友達でしょうか。
頭でねむってしまった分のお礼が、ふたりの御守りになっているといいのですが。

文字の送り方を教えてくれた人がいました。
その人は私を「優しい」と評してくれましたが、いいえ。
私は王子のように、身を投げ出すことが出来ませんでした。
「優しい」のは、きっと私の存在に気がついて、親切にしてくれた、彼の方だと思うのです。


悲しいことは、たくさんありました。

「救いの存在を、俺は確かめたかった」と言って、消えていった神父様がいました。
「ボクたちみたいに、ならないで」と言って、消えていった子がいました。
「オレの方が、絶対に生きたい!!」と遺して、消えていった人がいました。

多くのひとが、別れが悲しいのだと教えてくれました。
きっと私の見えないところでも、多くの人が消えて、多くの人が嘆いたのでしょう。


でも、それだけじゃありません。

誕生日を祝おう、と話している人たちがいました。

誰かを傷つけたくないと泣いている少女に、歌を届ける人が大勢いました。

温泉で安らぎを得る人たちがいました。
もうすぐ星が落ちてくるかもしれない中で、真っ白い女の子たちの面倒を見ている女性がいました。

お祭りがありました。
王子さまを知っていた人が主催したものです。
ものを売っているひとたちも、台の上で歌ったり音を鳴らしているひとたちも、それを聞いているひとたちも、みんな、とても楽しそうでした。
お付き合いをしているのだと発表して、祝福を受けるふたりがいました。

いろいろな人と出逢えてうれしかった、と、多くのひとが教えてくれました。

私はあなたに多くの悲しみを伝えるためにあの場所へと飛びましたが――
たぶん、悲しみしか見つからない、という場所はないのだと思います。

ああ、それから、何を話しましょうか。
まだまだ、あなたに話したいことが、たくさんあるのです――


CH:[Sprekelia]

*関わってくれた人へ*
*ありがとうございました*
*そして、お疲れさまでした*
*このキャラクターのログ公開はフリーです*