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No.36 つづみ
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age:19
sex:male
height:173cm
weight:相応
Trend:攻撃してくるなら
Favorite:家族、ピアノ、友人
Hate:高所
Comment
「……これからもよろしくね、トオル」
【Battle_Log】
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彩野あやの 津々深つづみ

田舎生まれ都会育ちの、表情の固い青年。
表情の固さは自覚しており、時折身振りを加えたりする。たまにふざける。
趣味はピアノ。

普段は病気がちな母に代わって家事をこなしている。
エプロン姿なのは、ひと息ついた際に招待状に目を通したため。

高所恐怖症。





父さんが亡くなった。二年前の話だ。

死因は落下死。高所作業中の落下事故。
あったのは、すこしの不運と不注意。

それからしばらくして、母さんが倒れた。
あの頃より、母さんはずっとやつれていた。
母さんは俺を見て、泣きながら謝った。

俺は高校を卒業して、大学へは行かなかった。
金も余裕も、それほどなかったから。


誰も悪くなかった。悪くなかったんだ。
だから、この感情は仕舞わなきゃならない。
俺たちはこれを乗り越えて、前へ進むべきなんだ。
父さんもきっと、それを望んでいる。



怖いんだ。
前へ進むことが。先を見ることが。





俺は悪いことをした。
人の心を掻き乱して、茶々を入れる力。
自分の手を汚さず、事故暴走を起こさせる。
誰も悪くなくて、悪いのは俺だけ。そんなこと。

罪悪感は拭えない。
俺の頭の中に、住み着いている。

でも。助けてくれた子がいるから。
隣に居させてくれた君がいるから。
この命を、自分勝手に捨てたくはなかった。

きっとこれは、俺と君だけの秘密になる。



あの未練が振り払われた訳でも、
何かが大きく変えられた訳でもない。
帰れば、いつも通りの日常がやってくる。
傷んだ心のまま、怖いまま。
色々な、新しいものを得て。

すぐには変わらない。変えられない。
そんな軽くて簡単なものでは無いから。


……少しずつ。
ちょっとだけでも、前を向けるように。
大切な友達の傍で、この足で立てるように。
君の隣で笑っていられるように。

俺は頑張るよ。
だから…… 見ていて、父さん。






自問自答の海の中、虚心に花咲く鼓草。
それは実結び綿、風に飛んで友の元へ。





ログ公開等NGなし。オールフリーです。
レスポンスはのんびりめ。
*おつかれさまでした* *ありがとうございました!*