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No.200 ヒバリ
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age:15
sex:女性
height:149cm
weight:ひみつ。
Trend:出来るだけ避ける
Favorite:ひみつ。好きじゃないけど
Hate:過去の自分
Comment
苦しくたって、辛くったって、大人になるよ。
【Battle_Log】
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昔のこと(秘匿情報)

いじめの日々
  風呂井日晴は小学生のころいじめを受けていた。
  からかわれる、殴られる、蹴られる、物を隠される、壊される、お金をせびられる。
  どこにでもあり得るような、でも本人にとっては苦しいいじめ。

  彼女は良い子だった。だから自分で抱え込んで親には言わなかった。
  先生には相談した。いつの間にかいじめはないことになっていた。
  だからずっと耐えていた。優しい友達が一人いてくれたことが救いだった。



人殺し
  小学五年生のころ、彼女はいじめっこたちに山の中へ連れていかれた。
  深い大きな穴を汗だくになって掘らされた。そこに埋められそうになった。怖かった。

  こっそり着いてきていた友達が、いじめっこの一人をスコップで殴り殺した。
  他の子たちが逃げようとした。ダメだ。彼女はとっさにそう思った。
  だから逃げようとした一人に飛びかかって、押し倒して、馬乗りになって、首を絞めて殺した。
  最後の一人は友達がスコップで殴り倒していた。二人でとどめを刺した。

  死体を埋める穴はもうそこにあった。夕焼けがすごくまぶしかった。



それから?
  人を殺したらいけないことなんて当たり前に知っていた。
  でも、殺してしまったらどうすればいいのだろう?

  他の人に言うことはできなかった。友達のことまで巻き込みたくなかった。
  でもいけないことをした自分は、叱られないといけないはずだ。罰を受けなきゃいけないはずだ。
  それでも毎日が過ぎていく。いじめだけがなくなって、当たり前に過ぎていく。
  毎日が普通に過ぎていくことがたまらなく苦しくて、辛かった。

  ダメなことをしたんだと誰かに言われたかった。罰を受けてしまいたかった。
  でも何もないことを良かったと思う自分もいた。
  自分が分からなくなってぐちゃぐちゃになった。だからぐちゃぐちゃにした。
  いじめられる側からいじめる側に変わろうとした。言葉使いも仕草も変えた。
  ますます自分が分からなくなった。

  自分が、嫌いだ。



どうして?
  いつものように繁華街に繰り出して徹夜で遊んで帰ってきた。
  パンツのポケットの中にいつの間にか招待状のようなものが詰め込まれていた。

  心理テストのようなものだろうか。そんなものに興味はない。
  でも、これはなぜかきちんと答えないといけないような、そんな気がした。

  最後の問いでペンが止まる。自分の願い――それは一体何だろう?
  自分は何なのか、どうしたらいいのか、何をしたらいいのか。
  人を殺したあの日から、毎日が夢の中にいるようにふわふわと過ぎ去っていった。

  自分の考えも分からない。だから、心に浮かんだ気持ちをそのまま書くことにした。


      『たすけて』




氏名:風呂井 日晴(ふろい ひばり) 
年齢:15歳 身長:149cm スリーサイズ:B90(F)/W60/H86
状態:【PTSDによる睡眠障害】眠るのが怖い。死ぬときに似ているから。

中堅どころの公立高校である市立照清高等学校の一年生。
髪を二色に染め、耳とへそとにピアス穴を空けており、生徒指導の常習犯。

明るい性格であり、派手な見た目ながらクラスの中心グループに入り込んでいる。
サボりが非常に多く出席日数ギリギリだが平均程度の成績を維持している。

不良グループの一員であり、援助交際や美人局、恐喝などを自ら行ったり指揮したりしている。

花の模様は下腹部に浮かんでいる。
彼女が咲かせる花は黒百合。『呪い』と『復讐』の意味を冠する花。


異能
  自分が殺されたときに、殺した相手を強化する異能。
  しかし彼女はその異能に頼らず、自分の死そのものを刃に変えた。



人殺しは悪いことだし死ぬのは辛いよ。

一回目
  自殺の代わりに殺してもらった。

  一緒に人殺しをした友達とこの島で再開した。
  友達とケンカをして、辛くなって、自分がイヤになって、死んでやろうと思った。
  全体回線で見たことのある狼の人がいたから、声をかけた。
  頼んで、殺してもらった。痛くしないでって言ったらそんなに痛くしないでくれた。

  でも、あの人だって人殺しだ。どんな理由があっても罰を受けなきゃいけない。
  だから「死ね」って言ってやった。さすがに言いすぎだ。
  殺してほしいと頼んでおいてそんな言い方があるだろうか。後で謝っておいた。

  返事が返ってこないまま、あの人は本当に死んでしまった。
  ブーケで帰ったと聞いたけど、本当に帰れているのだろうか。



二回目
  あの子のために命を捧げた。

  人を殺すのは悪いことだ。でも私を殺すのなら罪を半分背負ってあげられる。
  だからあの子が他の人をさないように、私が命を差し出した。

  あの子との関係を説明するのは難しい。
  普通の友達ではない。でも恋人でもない。仲間というのが一番近いのかもしれない。

  首筋に噛みつかれて、肉を割かれて、折れるほどに抱きしめられて、ゆっくりと死んだ。
  死ぬということを本当に味わった気がする。震えが止まらなかった。しばらく寝れそうにない。



三回目
  嫌いなやつに呪いをかけた。

  あいつは初めて会話したときから、嫌なヤツだなと思ってた。
  でも、何を考えているのかはわかりやすかったし、とりあえず話を合わせておいた。

  あいつがいなければ、あの子は一体どうなっていたのだろう。
  私と今のような関係性にはなっていなかったのかもしれない。
  でも、あいつがいたからあの子は罪を犯した。その罰も受けた。
  それはもう過去の確定した事実になってしまった。

  あの子の苦しみは半分背負うと決めた。
  あの子はきっとその苦しみの分の罰をあいつに与えたに違いない。
  だったら、残りの半分の苦しみの分は私が与えなければならない。

  人を殺すのは辛い。悪いことだからだ。自分が自分を責め続けることほど辛いことはない。

  だから、殺させた。

  私は死体だ。殺したことについて話すことはない。責めも許しもしない。
  私を殺したことを一生持っていけ。ずっとあいつにしがみついてやる。




これから
  過去に犯した殺人の罪と向き合い、罰を受けながら大人になることに決めた。
  元の世界に帰れば共に人殺しをした友人と一緒に警察署に出頭する。
  その友人とは当分の間、あるいはもう二度と会うことはないだろう。
  それは過去に自分たちが犯した罪を償うために必要なことだからだ。

  苦しいことが待っていることは覚悟している。
  それでも、共に苦しみを分かち合えるかけがえのない仲間ができた。
  彼女が苦しさや辛さゆえに立ち止まることはきっとない。

  彼女がこれからどういう道を歩んでいくかは、この島で彼女が培った関係次第だろう。



きっと忘れられない。

ライザ(No.31 きらライザ)
  最初は適当に話すヤツ欲しいなーくらいのつもりだった。
  お前の歌も、まあダチだし聞いてみっかー、くらいのつもりでいたよ。

  でも、いつの間にかいろんな人とコラボしてたみたいで、
  全体回線でも歌ったりするしさ、どんどん輝いてたよ。
  最後のペロとのライブ、直接聞けなかったのは本当にごめん。
  でも、この島を出て行く前にお前の歌を聞けてよかったよ。

  全国ツアーには多分着いていけないけどさ、もし、万が一、
  私がそのとき自由になっていて、着いていけるくらいの余裕があれば
  お前に知らせずこっそり着いていくっていうのもいいかな。



ペロ(No.51 金成 ぺろり)
  ライブの話、受けてくれてありがとな。
  最初は、お前とライザが一緒に歌ってるの見たら絶対アガるだろうって思っただけなんだ。

  でも、話してるうちにお前にも色々言えないもんがあったんだなって、
  それでもバカやるお前を見てて、やっぱりお前の歌が聞きたいよって思ったんだ。
  ……なんでかわかんないけど。
  ライブを直接見たかった。行けなくて、ごめん。

  最期は、なんとなくああなるんだろうなって思ってた。
  あたしもお前に無理させた。悪かったよ、ペロ。ゆっくり休んでくれ。

  おやすみ。



まりちゃん(No.168 溜 まりあ)
  弱い私を守ってくれてありがとう。
  ケンカしてひどいこと言ったのに、見捨てないでいてくれてありがとう。
  私のやることを見守っていてくれてありがとう。

  まりちゃんが私を助けてくれることはずっと分かってた。
  でも、私はまりちゃんの手を借りなくても大丈夫になりたくて、
  そうして初めて私は心から「友達だね」って言えるようになるんだ。

  結局、私は一人で生きていけるほど強い人間じゃなかったけど、
  それでもまりちゃんの手を借りなくても大丈夫になった。

  だから、まりちゃん。ありがとう。私はあなたの友達です。
  ずっとずっと、ありがとう。今までもこれからも大好きだよ。

  さようなら。



ハル/ポチ(No.242 ハル)
  お前と私との関係は、何て言っていいのかわかんない。
  友達よりは上だと思うし、大切に思ってる。
  ただ、結婚したいわけじゃないし子供が欲しいとも思ってない。

  向こうに戻ったらきっと会おう。その時には私も少しは大人になってるかな。
  お前を抱きしめたとき、たぶんお前に殺されたときのことを思い出して怖くて震えると思う。
  お前ももしかしたら私のことを見て、あのことを思い出して震えるかもしれないな。
  でも、私はお前を受け入れるし、私のこともお前なら受け入れてくれると思ってるよ。

  約束どおり、一緒に歩いて行こう。苦しさを分け合っていこう。大人になろう。



センセ(No.250 ハルキ)
  センセとはもっと話してみたかった。
  最初は適当な倫理とか正義とかを振りかざす嫌な先生かなって思ってた。
  でも、誰かが誰かをいじめてるときに、両方のことを見てくれる人は初めてだったんだ。

  島は色々なことがありすぎて、忙しすぎて、ほとんど話すことができなかったけど、
  帰ったら連絡を取るよ。それで私のことを聞いてほしい。センセ。


他にもたくさんいるけどさ、もう書ききれないわ。
私はみんなと違って向こうの世界では人殺しのクズだ。だから私のことは忘れていい。

輝く未来なんかなくて、苦しくて辛くて針の山みたいな道しか行くところがないんだ。
みんなみたいなスピードで歩いていけない。あの子といっしょにゆっくり歩いていくよ。
だからみんなはどんどん先に進んでくれ。それで振り返らないでくれ。

でも、もしそんな私を知ったとしても私を受け入れてくれるっていうなら、それは嬉しいよ。
そのときはどこかで会おう。会って……どうするかはそのとき考えるわ!じゃあな!




※PLより
 ◆性的な言動や攻撃的な言動を行うことがあります。
  NGの場合はお手数ですがミュート等をお願いいたします。

 ◆既知設定歓迎。
  通学路がかぶっている、繁華街で見かけた、不良仲間、その他もろもろ。
  それっぽくふるまってもらえればそれっぽく返します。

 ◆バディは現状いません。交流歓迎、突撃メッセ歓迎。NLもGLもOK。
  ほぼないとは思いますが、PLがNGな場合はそれとなくお伝えします。

 ◆ログ・メッセ公開フリー。