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No.11 ダニエル
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age:22
sex:Male
height:175cm
weight:69kg
Trend:出来るだけ避ける
Favorite:家族、読書、平穏
Hate:孤独、悲劇、喪失
Comment
「未知なる明日へ、旅に出よう。」
【Battle_Log】
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PL情報
固定バディ:なし
ログ公開:オールフリー
R18:OK R18G:OK
HL/BL:全対応
イラスト:ルルクス様
PL:スフィアロード(@spherelord @Memory_Myosotis)


本名『ダニエル・ブラックモア』。
カラス鳥人と人間のハーフの若者。技術職に就いている。
穏やかな性格で、争いを好まず、知性を感じるモノを好む。
数ヵ月前に行方不明になった妹の手掛かりを探し求め、この島に辿り着いた。

異能名:《大鴉の灯火レイヴンズ・ランタン》⇒《不死鳥の灯火フェニックス・ランタン
火の魔術を操る異能。副作用として体温の平熱と、火や熱への同調能力がわずかに上昇する。


【Ch】
《Narcissus》(ソロール・閲覧専用・猟奇的描写有



Day_0
奇妙な"招待状"にサインするや否や、僕は不思議な島に立たされていた。
島にいる他の人たちもおおむね同じ状況のようだ。

僕の妹も、もしかしたらこの島に来ていたのだろうか。
少なくとも、今はどこにも妹の姿は見当たらないし、参加者の名簿にも載ってはいない。

大自然の中でのサバイバル生活を満喫している者もいれば、
緊急事態と呼べるような状況に反して、人々の様子はおおむね和やかだ。
しかし、"デスゲーム""殺し合い"といった不穏な言葉もたびたび聞く。

『*フタハナ*』とはいったい、どういうものなのだろう?



Day_1
謎のアナウンスと共に眠らされて、目が覚めたらみんなに奇妙な力が宿っていた。
僕も例外ではない。訳も分からずに体が急に熱くなって、なんだかふらふらした。
しばらくすると、高熱は手の平へと移って消えた。

そうして、その昼下がり。
"ゲーム"はとうとう始まった。
奇妙な力――"異能"と呼ばれるそれは、人々に恩恵をもたらすだけではなかった。
そうして僕らは人が秘めうる悪意と、"主催者"の悪趣味さを、改めて思い知ることになった。

幸い僕の力は、制御が容易なものだが。
裏を返せば、それは僕の気分ひとつで、人を傷つけるものへ。容易に変わってしまうのだ。



Day_2
「異能は"進化"する」
そんな話を、案内人は確と言っていた。
"異能"は他者を殺したり、他者に殺されたりするなどで成長すると言われている。
僕はこれを"ゲーム"をより"面白くする"仕掛けなのだろうと踏んだ一方、
今ある力がより便利になるのではないかという、いささかの期待を寄せていた。

しかし、この島にある"甘い蜜"は、そのほとんどが人を侵す"猛毒"だ。

僕らは目にしてしまった。
力に呑まれ、成れ果てた"怪物"を。
僕らは人だと、言えるのか?



Day_3
今日は、一昨日や昨日と比べれば平和な日だった。
"異能"によるトラブルは依然起こっているけれど、みんなだんだん対処に慣れてきている。
こんな日々が始まって、まだ半分も過ぎていないことを考えると、僕の予想よりも早い適応に思えた。
僕が一番気にかけているのは、集団を暴走させる異能と、
人狼や吸血鬼といった、人を襲わないと生きていけない異能を持った人たちのことだ。
"異能"を持つ人間たちによる新たな秩序が、この小さな世界で生まれつつあるのを感じる。

だが、それは。
果たしてこの島が、許してくれることなのだろうか?



Day_4
――大躍進だ! 今日は様々な発見があった。
こんなところに詳しく書いてしまうと、この日記が何かの拍子で見られたときに大変だから、
ぼかしておくけど……。

"異能"についての研究が、だいぶ進んできたよ。
それと、"異能"に苦しむ人々や、生還が危うい人を、元の場所へ安全に帰すための手立ても揃ってきた。
このまま、このままもし上手くいけば。
きっと、今生きているみんなが、無事に日常に帰れるかもしれない。

僕の知り合いや友達は、みんな元気かな。
そのうちのひとりが、少し心配になるけど……。



嫌な、予感がする。
手遅れになる前に動かなければ。
失う前に守らなければ。
傍観していてはならない。
何もしないままでは、
後悔しか、残らないから。



Day_5
異能を取り除く、『白い注射器』の情報が錯綜したときは、僕たちは大いに焦った。
しかし実際の効果が証明されるにつれ、正確な情報が行き渡ったため、この件は事なきを得た。

……僕の方は何ともないが、故意にしろ事故にしろ、
死者は毎日のように出ているし、みんなの花弁は徐々に減りつつある。
人狼や吸血鬼――否。"他者を傷つけられる異能"を、一度に消し去る方法がない限り。
いつかは島の秩序を支えていた抑止力のバランスが崩れ、人間のエゴの嵐が再び巻き起こってしまうだろう。

"ゲーム"の終わりまであと2、3日。
そろそろ、限界が近づいている。
なんとかしなければ。



Day_6
今日は比較的落ち着いた日だ。
島の人々が集まって、平和に楽しく過ごしているところを、僕はいくつも見た。
僕の心配事も、いくつか減ってきた。
できることなら、ずっとこの調子であってほしいけど。

それと、花をいくつか採集した。
……ここに来る前の過労とと、来た後の緊張も祟って、かなり疲れた。

みんなが無事に帰れますように。
僕が手を尽くした後にできるのは、祈ることだけだ。


【メモ:『ナルシス』】
この島に来てから。夢の中で僕に語り掛ける存在がいる。
"それ"は光なき闇の中で妹の姿を取り、僕の願いを利用して、巧妙に。
邪悪の道へと、幾度も僕を誘おうとする。

4日目の夜の夢のことだった。
奴は僕の手をナイフで貫き、僕は奴を灼いた。
凄まじい戦いだった。痛みも熱も、奴と交わした言葉も、夢にしてはあまりにも鮮明に覚えている。
僕が目を覚ました時には、僕の掌の傷が、正夢として表れていた。

妹を騙る、邪悪なスイセンの花。
『ナルシス』。便宜上、僕は奴をそう呼ぶことにした。

僕の抗戦が幸いしたのか、昨夜の夢に奴は出ていない。
しかし、あの様子だと完全な勝利とは思えない。

今日はしっかりと気を張って、眠りに就こう。
闇の深淵に、灯火を。



Day_7
今日は、夜に祝祭を催すという話を聞いた。
花火にライブ。人を沸かせるイベント尽くしだ。

それを、異能の有効活用を以ってして行う。
僕はこの日を島の生活で最も素晴らしいと感じ

(出鱈目に書き殴った痕跡。判読不能)

――許さない。許さない。許さない。

どうして人は、世界は、時に。こんなにも理不尽なんだ。



気を取り乱した。
けど、ずっと自棄になるわけにはいかない。

……人生において後悔しない、もしくは後悔を減らす方法は、自らの意思で"実行"することだ。

妹を失って、ここに来る前の僕は。
"何も選ばない"ことを、ずっと続けてきたから。
だから。せめてこれ以上後悔しないように。
僕は……僕や人々が、望む道に手を伸ばすことを"実行"することを望む。
考えうる限りの、最善の手を打った上で。

そうして初めて人は、後腐れなく生きていけるのだろう。



Day_8
惨劇から、一夜明ければ。

島中、みんな疲れ切っているように見えた。僕もそうだった。
それゆえもあってか、これ以上の大事は、起こりそうもなかった。

あの案内人は、何を思ってこの"催し"を開いたのだろう。
僕の妹は何を思って、あの招待状に筆を走らせたのだろう。
今でもわからない。
でもきっと、僕の妹はきっと。
自分が強く求める何かを、願っていたのだろう。
果たして、それは手に入ったのだろうか?
今となっては、彼女の生死よりも、そのことだけが僕の気がかりになっていた。
でも、あの様子なら、心配なさそうだ。

ふたりのアイドルの華やかなライブで。
今度こそ、みんなで盛り上がって、心から楽しんで。

……そうして、終わった。混沌の1週間が、ついに終わったんだ。



Day_9-10
……"催し"が明けてから、僕はずいぶんと長く寝ていた。
こんなにぐっすりと眠ったのはいつぶりだっけ。

ともかく、そろそろ挨拶回りでもして、この島を発たなければ。
僕のやりたいことも、もう終わったしね。
この島がくれた力は、僕の人生の"灯火"として、持って帰ろう。
今日までの日々を、この身に刻み付けるために。

リディ。ナルシス。
君がこの島にいたことを、僕は忘れない。


さよなら。僕はもう、振り返らない。




交流履歴
[41]イヲ
本名、イヲ・ハミング。人見知りの激しい少女。
クマのぬいぐるみを大事そうに抱えている。きっと彼女にとっては信頼に値する、貴重なお友達なのだろう。
呼び方:『ダニエル』

[94]どりるえる
白い羽耳を生やした少女。回るのが特技であり仕事。
ここには天使もいるようだが、名前からもして彼女もそうなのだろうか。
P.S.もう彼女には時間がない。せめて僕ができることは。
何か変化があったようだ。いったい何が……?
どうかそのまま、元気でね。
呼び方:『ダニー』

[44]リン
ヤマネコの半獣人の少女。
彼女の故郷でも、カラス鳥人は知恵ある種族として認識されているようだ。
僕は彼女とは生きる世界はおそらく違うけど、少し誇らしくなるな。
呼び方:『ダニー』

[33]ビィト
故郷の国を"勇者"と呼ばれる存在に滅ぼされた、マー村の少年。
鍋と鍋蓋とおたまを装備している。伝説の英雄を夢見ているようだ。
僕も小さい頃は、ああいうごっこ遊びに耽ったことがあったな。
P.S.君の力を見たときはびっくりしたけど、元気そうで何より。
呼び方:『ダニエル』

[109]マシロ
お腹を空かせていた黒帽子の少女。僕の妹に似ている。
耳を触られた。恥ずかしい。少しからかわれている気もする。
P.S.君の力でいい物を見せてもらったよ。ありがとう。
呼び方:『ダン』

[25]瑞希
本名、我妻 瑞希(あがつま みずき)。金髪の人間の女性。
フレンドリーで明るい印象。とても話しかけやすい。
やっぱり耳を触られた。この人も僕のことをからかうのが好きなようだ。
呼び方:『ダニー』

[97]ミキハル
本名、名畑 幹晴(なはた みきはる)。反抗期の娘を抱えた父親。
家族としての立ち位置が違えど、"年頃の女の子"に悩まされているというところでは、僕と一緒かな。
島に来た他の家族が、無事だといいけれど。
P.S.君はどうして、僕に心を開いてくれないんだ?
よかった。どうかこのまま、家族全員無事でいてほしい。
全員無事でよかった。これからはどうか幸せに。
呼び方:『ダニエル』

[232]ケイコ
本名、十塚 圭子(とつか けいこ)。茶髪の髪の女性。
この場所については、まだ慣れていないようだ。
おそらく、誰かの助けが必要な時が来るかもしれない。
P.S.あれから元気でいてくれて、よかった!
呼び方:『ダニエル』

[132]ミオ
黒髪の女の子。僕が弱っているところを助けられた。
混乱した状況下でもかなり強気で聡明な印象。妹みたいだなと思った。
P.S.せめて次は、力になりたい。
逆に助けてもらっちゃった。感謝しきってもしきれないよ。
呼び方:『ダニー』

[347]???(ユーリ)
この島をたくましく生きる少年。
初日でキャンプしているところに遭遇し、水汲みを手伝った。
僕の体を心配してくれているようだ。大丈夫、僕は元気だから。
P.S.君はどこまでも、たくましい男だ。

[69]カフェの店員さん
西の森にお店を建てた女性。
こんな状況下でも、たくましく腕を振るってくれると、僕も安心して本を読めるよ。
P.S.1週間ずっとありがとう。この恩はずっと忘れない。

[114]ルー
本名、ルー・マーネ。半獣人の子ども。
自分の"異能"を把握できずに困っていたところを助けた。
これからは上手く力を良いことに使えるといいな。
P.S.元気そうでよかった。力も、みんなを喜ばせるために使ってるみたい。
呼び方:『ダニエル』

[129]宮坂 春乃
ミヤサカ ハルノと読む。奇妙な縁で何度か話した。
不本意な形で吸血鬼の眷属にされたらしい。哀れ。
"前回"の参加者がどうやらこの島に来ているという情報をくれた。感謝する。
P.S.君は君を覚えている人がいる限り、永遠だ。
呼び方:『ダニエル』

[261]???(七斜 菜夏)
名前を聞きそびれてしまったね。僕の職業に興味を持ってくれた少年。
でもなんだか夢と希望を壊してしまった気がするよ。すまない。
またお話しできたらいいな。
P.S.帰ったらちゃんと休むよ。働きすぎはよくないよね。
呼び方:『ダニエル』

[154]小美野
オミノと読む。ハルノの拠点付近では人気者のようだ。
なぜか自己紹介したときにカブトガニを見せてきた。
しかも名前を間違えられた。なんてこった。
呼び方:『ジャックダニエル』←不本意。後で訂正を求む←訂正されず。最悪。

[211]本読海 詩ノ織
モトヨミ シノオリと読む。お腹を空かせていたところを助けた。
島のあちらこちらを忙しく飛び回っているようだ。
P.S.よかった。無事に帰れて。
呼び方:『ダニエル』