平々凡々な青年。見た目がちょっとこわいかも。
自らの異能について、人が居なければ何も出来ない、力を溜めるのにも時間がかかると評す。
━━━━━━━━願いは、『楽に生きること』。
生来、辛いと感じることは特になかった。
楽しい、と感じることも薄く。喜怒哀楽がないわけではない、浅かっただけで。
波打ち際、干潮満潮。アレと一緒だ。
私はいつも、波に削られる砂の上に立っていた。
そうして削られては満たされるうちに。気付けばその波打ち際は、希死念慮という貝を運んでいた。
その蓋は、いつしか目に見えるもので運ばれてしまった。
”招待状”。
楽に生きたかった。死ぬことを考えないほど。
きっかけが欲しかった。生きたいと思う其れを。
嗚呼。
私は忘れない。
この波打ち際を、変えてくれた人たちを。
壊してはならない砂のお城が、そこには出来ていたんだ。
振る舞いが人をそのまま告げるとは限らないと教えてくれた。
格好が人をそのまま告げるとは限らないと教えてくれた。
この島で起きたことの、百分の一すら私は知らず、味わっていないだろう。
それでも。
あの貝を、海に放り捨てることの容易さを教えてくれたあの人たちを、此処を。
生涯、忘れることはない。
今日は何を食べよう。筍、そうは簡単に手に入らないんだよ。
それじゃあ、また鍋でも。
PL>>これがないともしかして不都合なのではないか。とようやく気付いた人。
NGなし、ログもフリー。
やたらこそこそとするのが目立ちますが本当にこそこそしたいときは喋らないので
喋ってる時はかまってやってくれると跳ねます。