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No.183 イズミ
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age:16
sex:女
height:156cm
weight:46kg
Trend:理由があれば
Favorite:一番の友達
Hate:諦められない事
Comment
「きっとまた会おうね、アイネちゃん」
【Battle_Log】
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Scene-0
小学生のときの話。
私には2つ上の兄がいる。
兄も私といっしょで、内向的な子供だった。
多分、仲は悪くなかったと思う。
でも度々一人で遊びに出かけてしまって、一緒に行きたいと言ってもなかなか連れて行ってくれなかった。
兄は遊びに出かけて帰ってくると、いつも楽しそうだった。
私は羨ましくて、ある日こっそり兄の後を追った。

兄が向かったのは山の方だった。あまり人がいないところ。
そこには縛られたウサギがいた。
一匹は生きていて、一匹はもう死んでいた。首を裂かれて。
そういえば最近学校で飼っている生き物がいなくなることが、よくあった。

兄は悲鳴を上げた私に気づいた。
兄は私が告げ口をすることを恐れた。
兄はどうすれば私が喋らないかを考えて、幸い生きたウサギが一匹残っていた。
兄は、私も同じことをした仲間にすれば誰にも言えないと考えた。

そして私達は、罪の共有をした。

でも兄の悪事はそのうちバレた。
短いスパンでやりすぎたせいか、忍び込んだところで捕まってしまったんだ。

兄も両親もいろんな所に謝って回って、それでも噂が広まって肩身が狭かった私達は、新天地でやり直すことになった。

兄は罰を受けた。
私は罰を受けなかった。

私が人を殺して願い事をすることを、真緖ちゃんに知られたらどうなるだろう。きっと幻滅する。
人を殺してあなたの一番近くに行ったって、後ろめたくて仕方ない。
でも私はとっくの昔に悪いことをしていて、誰にも暴かれていなくて――
どっちにしろ、変わらず私は相応しくない。


Prologue-open
「私の大好きな人に最近、好きな人ができた」

「私はいちばんの友達だった。小さい頃からずっとそう。高校も同じ演劇部に入った。
その人はとっても強くて、私は助けられてばっかりで、いつも勇気づけてくれて……太陽みたいな、私の憧れ」


「だから、間に入って来れる人がいるなんて思わなかった」


「その子は転入生だった。同じ教室、同じ部活に流れ星みたいに私たちの間に降ってきたその子は――」

「大好きなあの人と、あっという間に仲良くなった」

「ずっと近くにいたからわかるの。少しの間に、あの子を見るあなたの視線が変化していく」


「最初は積極的なあの子がうざったそうだったのに、だんだん慣れて、
いつのまにか私に向けるよりもっと暖かい眼差しを向けてる。
それで、私の知らないところであなたとあの子がどんどん仲良くなっていくのが分かる」

「私……本当は、あなたに好きな人ができても、ちゃんとおめでとうって、よかったねって言ってあげたいと思ってた」

「いつかそんな日が来るって分かってたから、心の準備はしてたの」
「でもあなたに恋人ができたら、きっと私が一番に報告を受けるんだと思ってたから。
私が一番の友達だってことは変わらないなら、それでいいって、それで我慢できるって思ってた」

「それでよかったはずなの」


「でも、でもどうして?」

   「どうして同じ女の子なの?」



「私はずっと女の子同士なんておかしいと思ってたのに。
同じ女の子で友達のはずの私が、あなたにこんな感情を向けるのはおかしいって思ってたから、
ずっと言わないままで良いと思ってたのに」

「あなたは違った。きっとあの子も違うんだと思う。それが分かってしまった」

「私は、どうすればよかった?
この先友達でいることを捨てて、好きだって言えばよかったのかな。
それとも今から割って入って勝負すればいいのかな。
物語のライバルみたいに堂々と、舞台の上で言うような台詞を吐いて。
私はもう戻れないほど、あなたの中で親友なのに」
「私の知らない何かをあなたに与えたあの子は、もうあなたの特別なのに」
「私は」


「あなたもこの招待状を受け取ってくれてたらいいのにな」
「あの子がいない場所なら、私を唯一<バディ>にしてくれるかもしれないから」

「でも、きっとそんな奇跡は起こらない」


「だから私、別の奇跡を……私が生き残って一番になるような奇跡を願うことにしたの。
それが起こらなかったら私は、死んじゃってもいいと思えるから」


Scene-1
「気づいてないの?マオ、あなたってとってもかわいいのに!」
「ち、チセ……おかしなこと言わないで」
流 千星<みずゆき ちせ>は、転校生。
放課後の部室にはもうひとり、この部活で一番演技の上手い女の子――岸間 真緖<きしま まお>しかいなかった。
千星は、皆が思い描くお姫様のように、可憐な見た目をしている。だから皆、入部届を持ってきた転校生を見て役者を希望するものだと思っていた。
なのに、彼女が希望したのは役者ではなく、衣装製作だった。
そして真緖を猛烈に説得している。

「あなたは男の子の役だけじゃなくて、女の子の役だってできるわ。絶対、とっても素敵なの!どうして分からないの?」
「チセ……あのね、人には向き不向きがあるんだ。私は背が高いし、声もちょっと低めでしょ?
だいたい、一年のときの劇の映像見て褒めてくれたじゃん。いまいちだった?」
「そうじゃないの!」
千星は勢いよく真緖に近づいて、手を握る。

「あなたの男の子役はとびっきりカッコよかったわ。
でも同じくらい、マオの女の子役はさいっっこうになると思うの!マオ、あなたは男の子役だけしかできない役者じゃないわ!
私がとびっきりマオに似合う衣装を作るから、みんなに見せてあげて!そしたら次は今までとは違う新しい役ができるに決まってるんだから!」

千星は輝く目に、真緖しか映していない。
真緖の目にも、輝く千星しか映っていない。
「今までとは違う……私が……」

しばらく勢いに気圧されていた真緖は、ひとつ頷くと口を開いた。
「わかった……お願いチセ。私は、もっと違う演技に挑戦してみたい!」
「やった!マオ!絶対かわいくするから!」
「ちょっとチセ!」
千星が飛びついて、真緖が嗜める。

――それが、あの二人の仲が深まる始まりだったのだと思う。
私はそこに飛び込むこともできずに、ただ外で聞いていることしかできなかった。
私は、舞台に上がらなかったんだ。


Scene-2
高校一年生の春。
「やっぱり無理だよ……私、裏方でいい。小道具とか……」
「もう!イズミはそればっかりだなあ」
その日は部活の見学の日だった。といっても入る部活は決まっていて、もう入部届は出してきた。
演劇部は学校の中のホールを使える。合唱部とか音楽系の部活も使うけど、結構大きいのだ。
私達一年生は舞台に上がらせてもらって、雰囲気を感じさせてもらった……だけで私は緊張で死にそうになってしまった。

「私、マオちゃん以外と話すのも……恥ずかしいのに」
「でも話せるようになったじゃん。小学生の時はもっとすごかったからな~」
真緖ちゃんがにっこり笑って言うものだから、私は言い返せなくなってしまう。

「……席、いっぱいあったもん……無理だよ。あんなに人が入るようなところで喋れない」
「んー……わかった!いいこと思いついた」
真緖ちゃんが私の目の前に飛び出して、すこし屈んで目を合わせる。

「お客さんのことは、全部私だと思えばいい!」
「え?」
「よく言うじゃん。お客さんのことはジャガイモだと思えとか。それの私版。
イズミは私の前では緊張しないんだから、ジャガイモよりいいっしょ?」
あんまりにも、バカバカしすぎると思う。一番バカバカしいのは、そんな方法で効果がありそうな私の方だけど。

「変なの……」
「変でもいいよいいよ。ほら、イズミはそうやって笑った顔せっかくかわいいんだから、引っ込んでるなんてもったいないし……
何より!イズミは声がいい!練習すればすごくよく声の通る役者になれると思うな」
真緖ちゃんは、きっと魔法使いなんだろうな。
たったこれだけの間に、私は頑張ってみてもいいかなって思ってる。
私と一緒にいた真緖ちゃんは、最後に会ったそのときまでずっとそうだった。

真緖ちゃん。お願いだからもう褒めたりしないで。
あなたに褒められると、私にまるで価値があるみたいに錯覚しちゃうの。
あなたを昨日よりも好きになっちゃうの。

早くあなたごと、私を諦めさせて。


Epilogue
「好きだったの。真緖ちゃんのことが、ずっと前から」

帰ってきた私は、それなりの時間悩んで、立ち止まって、意を決して……伝えに行った。
部活中に急に帰ってごめんなさい、ということも。
どんな所が好きかも、思ってたこと全部。
それで、返事はやっぱり予想通りだった。

「ごめん……私そういうの分かんなくて……イズミの気持ちには答えられない」
真緖ちゃんは、真面目だ。その返事がくるまで、長い長い時間が過ぎていた。
真っ直ぐにきちんと考えてくれた証拠だった。

でも、そのすぐ後に怒らせてしまった。『私と変わらず友達でいてくれる……?』と聞いたからだ。

「……私がそう簡単に友達やめるって言うと思ってたんだ」
怒った……というより、拗ねたのかもしれない。

私は、あなたのことをずっとずっと見てきて分かってたつもりだったけど……知らない所がこんな所にあったんだ。
それで笑ったらもっと拗ねさせてしまったけど、「イズミがやめたいって言っても友達やめないからね」と言われたのは、素直に嬉しかった。

話が終わって、少しの間が空く。
「……真緖ちゃんは、恋がわかんないわけじゃないと思うよ。もう知ってるでしょ?」
ちょっとだけ、言うか迷った。迷ったけど、私はあなたの邪魔がしたいわけじゃない。

「…………どういうこと?」
「どういうことだろうね?」
「イズミ?」
「教えてあげない!」
でも、何もかも教えてあげるほど吹っ切れたわけじゃないから……ちょっとくらい意地悪、してもいいよね?

――そうやって過ぎ去ってみたら、言ってしまった後の世界は思っていたほど何もかもおしまいじゃなかった。
あの時はあんなに辛くて、私の世界には真緖ちゃんしかいなかったのに。
もしかしたらこれが『天使の加護』というものなのかもしれないし、大事な約束があるおかげなのかもしれないね。
今は、また会ったときに調子はどうとか、何があったと話そうかとか、どこへ連れて行こうか考えるのが楽しい。

忘れちゃうといけないから、手紙でも書き溜めておこうかな。
どこかにいる私の仲間と、
私の、もうひとりの一番の友達へ。


交流
アナーキーさん[161]
 「初日に助けてくれた方ですけど……えっと……奴隷はちょっと……」
アイネちゃん[184] 
 「協力していくことになった子。お互い本気なら、協力できると思うから。どんな願いかは知らないけど、本気だって言葉は嘘じゃないと思う」
ルヒトさん[51]  
 「お菓子探し仲間……ってことになりました。きっと悪い人じゃないんだろうな……不思議な雰囲気は、ありますけど」
ぬいころぽんちゃん[72] 
 「えっと……すっごくかわいい……お菓子パーティーしたいって言ってたけど……こんな所で大丈夫かな……」
ナジューシャさん[46]
 「もしかしたら普通に話せなくなる時が来るかもしれないけど……でもきっと、いい人なんだと思う。私には言えない事が言えるから」
リモーニアさん[84]
 「全力出したのに負けちゃった……私なんかに付き合わせて悪いことしちゃったな」


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名前:鎌瀬 水泉(かませ いずみ)
高校二年生。
▼▼▼着ているのが空見ヶ丘女子高等学校の制服
だと分かっても大丈夫です。

R18...△(ロールする方は苦手です) R18G...◎
バディは流れで、一時的でもずっとでもありです。
設定を合わせたキャラクターが他にいるわけではありません。
ログ公開はOKですが、メッセージなどのこっそりとしたやりとりは終わってからの公開でお願いします!
襲撃する時はやる時も受ける時もタイミングが合えばロール多めでいきたいと思っています。よろしくお願いします。

バディ→アイネちゃん(No.184)



PL情報
責任者:@ko_nose_8 問題があればこちらまで!