これが願いだった事に気付いた。
そうか、わたしは……
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自身が背中を押していた、とある少女の歌を取り戻したくて戦っていた。
だが、その願いは度重なる憎悪によって塗り潰され、歌を引き裂いた"二人組"を執拗に狙うようになった。
そんな事をしても取り戻せはしないと知っていながら、憎まずには居られなかったのだ。
ただ、変わっていく人々を見て、歌い手は違うが力で捻り潰そうとしなかった所を見て ー
数多くの人々の思いに触れてその憎しみを払い、願いを取り戻す事が出来たのである。
ダークレコーダー基、テープレコーダーの物語はこれから紡がれていくのだろう。