[C]hara
・洋風な外見を持つ、碧眼の少年。
どこか遠い地、"物語"を重要する
不思議な世界からやって来た住人。
・快活で行動的、かつ行き当たりばったり。
外見の大人しさには似つかわしくない
からりとした物腰と、柔らかな口調を持つ。
・自身の欲望と好奇心にひどく素直。
何にでも手を付けては悦に入る、
分かりやすく、扱いやすい性格。
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開示情報
・その少年は、自らのことを"端役"と呼ぶ。・その"端役"は、太陽が決して沈まぬ穏やかな世界からやってきた。
・その"端役"は、"人生における物語"が重要視される世界で生を受けた。
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・その"端役"は、他者が紡ぐ物語を聞き届けることに、高い満足感を得る。
・その"端役"は、他者が紡ぐ物語に"介入"することに、強い充足感を得る。
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・その"端役"が死んだ時、それが持つ異能は"罪の味"をより明瞭とした。
・その"端役"が持つ進化した異能は、自他の扇情的な本能を露わにする。
・その"端役"が持つ進化した異能は、他者を魅了し、そして狂わせる。
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・そうでありながらも、この少年は自らの『運命』を手に入れた。
・そうであるからこそ、この少年は己の"物語"を続けていく。
"共演者"
・[No.37] ボクの"カタチ"をこわしてくれたヒト。・[No.59] 聞いてくれて、ありがとう。
・[No.77] 電車、お世話になります。
・[No.92] ボクと同じ色を持つヒト。
・[No.101] あの人にとっての、"主役"。
・[No.114] お互い頑張ろうね。
・[No.163] キミと"皆"の為に、ボクは生きるよ。
・[No.167] ボクが決める"カタチ"は――――
・[No.169] 君が望む時に、よければまた。
・[No.180] 気に掛けてくれて嬉しいな。
・[No.201] 立ち会ってくれて、ありがとう。
・[No.205] イタズラしてごめんね。
ボクの"終わり"と、"始まり"をくれたヒトたち。
*キャラクター情報
・現実世界とは大きく異なる、ちょっと癖の強い
メルヘンファンタジーな世界出身のモブでした。
ログ公開フリー
PL:@Jagd_Katze
イラスト:@hagurunuma69 様
キャラクターデザイン原案:picrew『ぽんぽんぺいん』様
-(1)
-(2)
"黄の世界"は、とある次元のとある宇宙、
隔離された三次元空間に存在する、我々の「現実」とは
大きくかけ離れた性質を持った領域の1つである。
"黄の世界"を構成するあらゆる実在は
我々の「現実」とはあらゆる面で異なる、概念的で不安定な
不確実性に満ち溢れた、極めて"曖昧"な要素で満たされており
煌めく泡のようであり、漂う油膜のようでもあるそこは
空想と幻想の入り乱れる、夢見心地で穏やかな世界である。
"黄の世界"は、一様にして「大地」を持たず
底知れぬ"大空"を不規則に浮遊する様々な物体が
まるで大小様々な浮島として漂う光景に満たされている。
また昼夜の概念は存在せず、ただ穏やかで温かな
薄黄色の光に満たされた昼の陽気だけが世界を照らしている。
"黄の世界"を形作る要素を、我々の歴史学的な呼称によって定めることは
大変な困難を極めるが、その中においても概ね「近世」と表される時代と
類似した文化様式を持つもの、あるいはそれらの要素が
広く混在した、多様な技術体系の様相が見て取れる。
-(3)
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"黄色の世界"には「"物語を綴らない者"は死に至る」摂理が存在する。
この世界において、万物は誕生からその死まで
己を"劇的なもの"に仕立て上げねばならず、
生という名の"物語"を相互に観測する行為が
この世界で自我と肉体を弄る為の代謝として作用している。
その生において"惰性"を孕むものは淘汰され、
自身の物語を終えたものは"寿命"を迎え、
己の人生が平坦でつまらない者だと自覚することは"自殺"を意味する。
-(5)
-(6)
『主役』と『端役』。
"黄色の世界"に存在するあらゆる人命は
その二つに存在を分けられ、定義される。
生まれながらにして、己の人生に
劇的なる『運命』が起こることを定められた者。
生まれながらにして、己の人生が
平坦凡庸なる道なりであることを定められた者。
それら全ては、特定の法則や作為に介すること無く
"均一"に世界へと満ちるように形作られている。
それ以外の、あらゆる人命の"カタチ"を象るものは
その全てが、普遍と偶然と、そして必然によって作られる。
故に、この世界における『主役』は
自らの人生の『運命』を、自らの意思で"認識"しなければならない。
故に、この世界における『端役』は
自らの人生の『潮流』を、自らの意思で"追求"しなければならない。
-(7)
永く淵い物語を綴ることができると誰かは言う。
ならば、己恋しい者と、己の『運命』なるものを持たぬ者にとって。
その苦痛と暗黒は、甚く甘美なる魂の酔いであろうと。
-(∞)
『自己を叫べるのは、自分だけだ。』
ボクは、この言葉と一緒に、
"皆"の為にできることをしたい。
それが、ただの罪滅ぼしだったとしても。
それが、どんな"結末"を迎えようとも。
それが、ボクの『物語』となるのなら。
曖昧から明瞭に。
世界がより鮮明に。
ボクの人生は、そこから始まるんだ。
